2010年、タイに来たての頃、アトピーの自然療法中に書いていた私のブログの記事を綴っております。
痛くも痒くもない肌を持つようになって、すっかり忘れてしまっていることがたくさんある、と自分で驚いてしまいます。あの時は、あんなに忘れないように心に決めたのに。
生まれてから一度も経験できなかった”健康な肌”を持つことが叶った1年目が終わる今、その最初の1年ですっかり、自分で歩いてどこにでもいつでも行けて、好きなことができること、今をしっかり見つめることで未来への希望を持って行動できることへの感謝の気持ちが実は消えそうになっていたことに反省です。
それはきっと、頭でばかり考えて、心とのコンタクトが取れていなかったということ。
私は今焦っていました。せっかく自由になったから、”なにか”を取り戻さなくちゃ!って。
あの時願ったものは、全てもう持っているのに!
ただ、今だから思えることなんですが、あの時も、もうすでに”願うものは”持っていたんですよね。
身体はしっかり動いてくれていました。
健康って、本当にありがたいことです。
この身体が、心がどんな状態であれ、気をまわさなくても24時間毎日機能していることは、もうそれだけですごいミラクルなことだと思います。
<2010年12月22日の記事>
おとといの夜、昨日は満月だって知って、直感で昨日は山の霧が晴れるからお寺に行ける!ってわかったので、早起き。やっぱりその通りになった。
無事にキャラメルを届けて、たっぷりいいお話をして、ついでにお寺の図書館にある前から気になっていた本を借りることができた。本当は全ての本、持ち出し禁止なんだけど、私がちょこちょこお寺に来るのを知っているので、しかもその本はたった一冊の日本語の本なので、気前よく貸してくれた。
その本は瀬戸内寂聴さんの『般若心経ー生きるとは』。とても面白くって、しょっちゅう声を上げて笑ってしまう。
そして今日はまた山の上は霧。
<2010年12月22日の記事>伝え方が大事
オーガニックファームに住んでいる女の友人と話しているとき、なんとなく気になって聞いてみた。
『月に一度の女の期間はどういうものを使っているの?』
答えはびっくり、
『トイレットペーパーを思いっきり丸めて使ってる』!!
もう、驚いた。だって、オーガニックファームではサスティナブルな生活を送っているので、ケミカルナプキンは使っていないだろうと予測はしていたけど。。だってトイレットペーパーすら普段は使わず、ハンドシャワーか柄杓で水を汲んで清潔を保っているというのに。
これは大きなチャンス。彼女に布ナプキンのことを伝えたい。ちょっとはなしたら、やっぱり興味深々。
ただこの町ではまだまだ布ナプキンなんて購入できる場所はかぎられていて、しかも地元のタイ人にはかなり高額。
そこで、私の出番。もの作りが好きで良かったと感謝できる瞬間。
女の身体にとって大切なこと知ってほしいな。未知のことだとなかなか始めるのは難しいと思うので、そういう時はプレゼントするにかぎる。そしてちゃんと自分で体験して感じて、わかってほしい。
マーケットの生地屋さんで聞きまわったけれど、私がいつも使用しているネル生地は売られていない。
やっぱり暑い国だと、そういう生地は売っていないのね。でも、暑い国だからこそ、もしかしたら違う生地が実は生活する上で心地よいのかも。。。
それで今回選んだ生地は、麻と綿の混合。間にはガーゼ生地を挟んでみた。
そしてローゼルという花でピンク色に染めてみた。
どうかな。今日出来上がったばかり。今週末渡す予定。あ、丁度クリスマスだ!
布ナプキンというものを気に入ってくれるといいな。
私は布ナプキンを使い始めて2年はもうたったのかな。初めはスナップのついた、防水シートの入ったものを使っていたけど、なんとなくその形とか金具とか防水シートが心地よくないので、今はただシンプルな四角いネル生地のものを使っている。
昔はヒドい生理痛で気を失って倒れることもしょっちゅう。信じられない痛さにいつも苦しんでいた。
月に一度の女の期間は恐怖だった。
だけど、布ナプキンを使いだしてから、その生理痛はもう来ないし、期間も順調。
そしてなにより自分の身体のコミュニケーションがよくとれるようになったのがおもしろい。
身体はちゃんとわかってくれる。答えてくれる。
他のメリットとしては、自分の身体だけでなく、地球にもやさしい。ゴミを量を圧倒的に減らせるね。そして実はお財布にもやさしいのだ。
今は月に一度、ちゃんとこの期間が来てくれることに感謝している。
あぁ、今生、女に生まれてよかった!
(現在は、チェンマイで出会った手縫い仕上げのオーガニックコットンの布ナプキンと、自分で作っているチェンマイコットンの布ナプキンを愛用中です。今度またご紹介しますね。)